事実上の徴用と船員予備自衛官化がメディアによって取り上げられました。
http://mainichi.jp/articles/20160130/k00/00m/040/091000c
記事のなかで触れられているように、いくら強制が無いと言われても、有事の際の国やあるいは国民からの無言の圧力が想起されます。
戦後70年しか経ていない段階でこうした考えが防衛省から出てくることに危惧を抱く人は少なくないと思います。
太平洋戦争での民間船の徴用と船員の徴用、命を落としたあまりに多くの船員の方々に記事も触れていますが、
その悲劇の歴史の証人として、今でも太平洋諸国には多くの徴用船が沈んでおり、
一部の国ではこれらを水中戦跡として保護しています。
水中戦跡には軍艦では無く、徴用船が多く含まれるのが現実です。
権力の圧力による最初の犠牲者は弱者であるというのが歴史の常です。