保存処理の基礎 その1

水中考古学を志す者は陸上の考古学者よりも遺物の保存処理を理解しなくてはならない。
これは本当?うそ?そしてなぜ?

  1. うそ!水中は無酸素状態だから遺物の残りは良い、沈没船などみればすぐにわかる
  2. うそ!水中も陸上も同じく保存処理はかわらない。専門家に任せればよい
  3. 本当!水中の遺物は水分を含んだり塩の影響を受けるため地上より劣化が著しい
  4. 本当!水中から引き上げられた遺物は販売されるため奇麗に処理する必要がある

正解を確認する »

[ 正解 ]

3. 本当!水中の遺物は水分を含んだり塩の影響を受けるため地上より劣化が著しい

特に金属などは水中に溶け込んだ塩化ナトリウムと反応し、コンクリーションと呼ばれる”殻”を作ります。また、有機物なども水を含みぶよぶよになります。これらの処理は発見された時点、発掘中にも行われます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

トップに戻る