日中韓の貿易船

先日もお伝えしましたが、韓国チェジュ島で12世紀ごろの沈没船の発掘が行われています。新しいニュース報道があったので、韓国版ニュース放送をご覧ください。

中国からの貿易船で、おそらく日本に向かっていたようです。遺物は陶磁器が主ですが、ハンコ(朱肉つき)なども発見されています。陶磁器は、博多遺跡群の出土遺物に似ています。また、特に奄美大島宇検村の倉木崎海底遺跡が最も近い例かもしれません。

チェジュ島で沈没したようですが、韓国向けの商品というよりは、日本向けだと思います。

 

倉木崎の遺跡については...

 

発掘された日本列島2017で紹介されています。そう、表紙を飾っていますね。水中考古学特集ですが、私もちょくちょく出てきます。展覧会の会場の写真などにも写ってました。

こんなところです。

倉木崎は、陶磁器が大量にでていますが、船体は発見されていません…というより、様々な探査を行いましたが、おそらく船体はない(もともと沈没していない)でしょう。浅瀬に入ってしまったところで大量に陶磁器を破棄したのか...

報告書はこちらから...全国遺跡報告総覧で倉木崎をチェック!

さて、韓国の発見について、このブログで以前紹介した記事です。

チェジュの沈没船~南宋時代

引用元:https://n.news.naver.com/article/056/0010748397?lfrom=facebook&fbclid=IwAR28I5mDmP6y4r9L6WpHWl9q9mB9ZtfO0XsG6XKoILj604XR4DKXi4BJ-CI

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