「大王のひつぎ」に航海功績賞…日本航海学会
日本航海学会(会長・小林弘明東京海洋大学教授)は、平成17年度の「航海功績賞」を、同年夏に行われた「大王のひつぎ実験航海」(読売新聞西部本社など主催)に授与することを決めた。25日に東京で開催される同学会総会で、実際の航海を主導した独立行政法人・水産大学校(本村紘治郎学校長)に表彰状を贈る。
同学会は毎年、航海技術に関する成果をあげた船や船団の中から選定し、同賞を授与している。現代船にかかわる功績や新技術が対象となることが多いが、今回の授賞理由は「時空を超えた古代船航海に挑戦し、九州から畿内までの石棺曳航(えいこう)航海を成功させて、航海学上貴重な成果をおさめた」となっている。
本村学校長は「歴史の解明のため本校の学生が漕(こ)ぎ手として奮闘した航海が、航海学上も学会の評価を受け、たいへん栄誉あることだ」と話している。
「大王のひつぎ実験航海」は、九州産の阿蘇石で造られた石棺(石のひつぎ)が畿内の継体大王陵(大阪府高槻市)などで出土することから、石棺と古代船、石棺積載曳航台船を復元して昨年7月24日に熊本県宇土市を出航、同8月26日に無事、大阪市・南港に到着した。
Yomiuri Onlineより