水中考古学勉強会のお知らせ

最近、特に去年の鷹島海底での元寇船の発見を境に、日本でも『水中考古学』という言葉がメディアなどにも良く取り上げられるようになってきました。しかし、まだまだ一般には理解されていない部分が多いようです。

そこで、今回は、このサイトを運営を代表するランドールササキと特定非営利活動法人アジア水中考古学研究所(ARIUA)が共同で水中考古学の勉強会を開催いたします!第一部は一般からの質問に対して答えるプレゼンテーション、そして第2部はARIUAの代表によるプレゼンの2本立てとなっております。

開催日:9月1日(土)
  時 間:13:30~17:00  1部:13:30~15:00  2部:15:00~17:00
  場 所:東京海洋大学・越中島キャンパス3号館4階405室
        東京都江東区越中島2-1-6 
  内 容:1部 水中考古学入門講座「水中考古学で知りたいこと」
      2部 ARIUA関東・勉強会「水中文化遺産をめぐる国内法整備の必要性」
      (報告1)国内の関連国内法と埋蔵文化財行政  林原利明(ARIUA理事)     
       (報告2)水中文化遺産保護条約から学ぶもの―国内法整備の必要性 中田達也(ARIUA会員・東京海洋大学准教授)

  その他:参加費は無料で,どなたでも参加できますが,会場準備もありますので,できるだけ事前に参加連絡をいただきたいと思います.もちろん,当日参加も大歓迎で,1・2部どちらか一方への参加も可能です.
 
チラシ(PDF)はこちら

特に第一部では皆様からの質問を元にプレゼンテーションを作りますので、質問をどんどんお寄せください。当日参加されない方でも結構です。その場合、質問はその場で出来る限りお答えしますし、また、連絡先をお答えいただければ後日詳しい情報などもお伝えすることが可能です。

この勉強会の目的は一般の特に水中考古学に関わる可能性が少ないとお考えの皆様を対象としております。これは、世界の水中遺跡の圧倒的大多数が、そのような考古学に全く興味を持たなかった人により偶然発見されているからです。考古学者が水中遺跡を発見するケースはあくまで(最近までは)例外といっても過言ではないかもしれません。つまり、一般の方々にどれだけ水中文化遺産の保護の大切さが浸透しているかが、今後の水中考古学の可能性を見極めるひとつの指標となると考えています。

内容は難しいものではないので、多くの人に参加していただければ幸いです。

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