水中考古学とエルトゥールル号遺物の保存処理

少し前ですが、2016年2月の読売新聞に、東海大学海洋学部の学生が和歌山県串本町で1890年に同町大島沖で沈没したオスマン帝国海軍海軍エルトゥールル号の遺物の保存処理に携わるという記事がありました。エルトゥールル号プロジ …

UNESCO水中文化遺産 53か国目 (ガーナ)

非常に、地味なニュースかな、と思いましたが、UNESCO水中文化遺産保護条約に53か国目のメンバーが加わりました。 ガーナです… 2015年は、マダガスカル、アルジェリアや南アフリカが加わっており、近頃はアフリカ諸国にも …

ひとりごと…

すでに、何回かいろいろな場所で書いていますが、再度。 水中考古学にお金がかかるは微妙に嘘。というのも、遺跡を全掘すればもちろん陸上でも膨大なお金がかかる…。。   また、同量の一括性の資料、流通の過程を示す遺物 …

ケニアで水中遺跡ミュージアム構想と世界の動き

2015年末現在、インターネットで水中考古学や沈没船関連の検索をすると、とある国の大統領が発表した沈没船発見のニュースで賑わっているようです。国として「貴重な文化遺産として保護し広く国民と共有する」と宣言しているにも関わ …

徳川家紋入りの瓦、水中ロボットを使い調査

伊豆半島の初島沖には徳川の家紋が入った瓦をのせて沈没したと思われる船の遺跡があります。数年前に発見・報告されていましたが、今回、改めて調査が行われました。 調査を行ったのは、アジア水中考古学研究所(ARIUA)と東京海洋 …

水中考古学の本

井上たかひこさんは、これまでに水中考古学の本を数冊書かれてきました。その中でも、この本は彼のベストであることは、間違いないでしょう。 専門的に一見見えますが、それでいて、読みやすく面白い。とてもテンポがよく描かれています …

日韓国交正常化50周年記念 国際交流特別展「新発見の高麗青磁 ―韓国水中考古学成果展」

いよいよ始まりましたね、韓国の水中考古学展。大阪なので生きやすい人も多いのではないでしょうか? 日本で水中考古学遺跡の遺物を展示することは珍しいので、ぜひ足を運んでみてください。韓国の水中考古学の取り組みもきっとわかるで …

九州国立博物館ミュージアムトーク

毎週火曜日午後3時から九州立博物館ではミュージアムトークが行われています。毎週様々なトピックで実際に展示の前で博物館の職員などが遺物・歴史の魅力をわかりやすく語ります。 8月18日は、水中考古学特集です!30分という短い …

鷹島海底遺跡~世界を代表する遺跡!

現在(8月初旬)、長崎県松浦市鷹島では水中遺跡の調査が行われています。この調査はアジア水中考古学研究所が行っている分布調査で、ボランティアなども参加できる事業です。 すでにお馴染みになりつつある鷹島の遺跡ですが、元寇(蒙 …

どうでもよい話ですが、注意が必要です。

以前、ちょっと紹介しましが、キャプテンキッドの船をマダガスカル沖で発見したと発表した方のお話ですが…ちょっと補足ですが、このキャプテンキッドがどこかの島に財宝を隠したという伝説があり、それが有名な小説『宝島』のもとになっ …

アジア水中考古学研究所による鷹島海底遺跡の調査

先日の鷹島海底遺跡の発見は大きなニュースになりましたね。この研究は琉球大学の池田先生が行っているもので、大きな成果を得ることができました。 鷹島ではアジア水中考古学研究所(NPO)も数十年前から、水中考古学の学問的発展の …

鷹島海底遺跡!

もう、水中考古学に興味のある人にはお馴染みですね! 鷹島海底遺跡の元寇船発見のニュース!今回の船は、今までになくしっかりとした船です。今は海底に現地保存をしながら、これからの活用を考えていきます。私も鷹島には10年以上も …

梅雨が終わり…夏だ! 海だ、水中考古学の季節です!

なぜだかわかりませんが?夏は水中考古学のニュースが多い季節です。今年の夏はどんなニュースが出てくるのでしょうか? 海外では相変わらず多くの調査が行われています。ユネスコの水中文化遺産のニュースもあるかもしれません。また、 …

あなたの街の水中文化遺産を探してみませんか?

何度か紹介しているアジア水中考古学研究所(ARIUA)が行った水中文化遺産のデータベースプロジェクト。報告書ダウンロードできますので、興味のある方は是非!500以上もの水中遺跡を網羅、そして、いくつものプロジェクトについ …

予想はしておりましたが…やはり

名護市辺野古に移設予定のアメリカ軍の基地の埋め立て予定地の海岸から琉球王朝時代の貿易船「碇石」に似た石が発見されたそうです。この碇石らしき石はすでに教育委員会に引き渡され、埋蔵文化財保護法に適応させ、試掘調査を行う可能性 …

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